これまでもホンダとトヨタのハイブリッドカーを巡る対決は、わたしたちユーザーにとって興味を引くものとなってきました。
少し古い例ですと、「プリウス対インサイト」のときには、ホンダの社長が積極的にメディアへ繰り出して、200万円を切るハイブリッドカーをPRしていました。
さて、その勝負の行方はいかに?ということは、実際に街へ繰り出して走っている車を確認すればよくわかります。
2013年に入って、今回のホンダはインサイトではなくフィットをトヨタに対して突きつけてきました。
9月6日にフルモデルチェンジしたフィットについて、ホンダの伊東社長は「フィットはスーパーカブの4輪版」であると述べました。
つまり何が言いたいのかというと、超低燃費を売りに全世界で6000万台売っているバイクのように、低燃費によって支持されるクルマになるだろうということです。
ホンダが新型フィットを世界戦略車として位置付けているかどうかは定かではありませんが、明らかに好調な販売台数を記録しているトヨタのアクアに対する宣戦布告となっているのは確かです。
フィットも3代目になり、ようやく普通車の燃費性能ナンバーワンだったアクアを抜くことができました。
今回の勝負はどちらに軍配が上がるのでしょうか。
発売時期が重なったわけではありませんので、今後アクアを候補に入れていたユーザーがどの程度フィットに流れていくか注目されています。