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いまや9段変速が主流に?

いまではオートマチック限定の免許を取る人が少なくありません。

仕事でトラックや商用車を運転する人、ミッション崇拝者ではない限りオートマ以外の車に乗る機会は訪れないかもしれません。

オートマの歴史自体は古いのですが、ここ20年で圧倒的にオートマのシェアが拡大しました。

その歴史は古く、第二次世界大戦前から開発が進んでいます。

技術的な面でのメリットは別として、車を乗る側の目線からするオートマのメリットは、いわゆる操作性にあります。

クラッチ合わせをする必要がなく、自動的にギアが入れ替わるので、女性や高齢者だけではなく、坂道発進などに不安を持つ男性にも広く支持されてきました。

また、運転時に片手がいつもフリーになるため、コーヒーを飲みながら運転することもできます。

ただし、基本的にはハンドルを両手で持つことが推奨されています。

始めて免許を取って車を購入した時期にもよりますが、大抵は4段か5段の変則段数の車を使用している、あるいは過去形で使用していた時期が続いたはずです。

しかしここにきて、異なるシステムであるCVTを採用した車に乗っている方も増えてきました。

これはオートマのように複数の用意された歯車を切り替えて変速するのではなく、摩擦を利用して変速比を調整するシステムのため、変速時のショックがありません。

最初CVT車に乗ったときには違和感を覚えた方も少なくないかもしれませんが、いまでは軽自動車を中心に搭載車が増えています。

そのような中で、最近ではメルセデスから驚くような開発のニュースが飛び込んできました。

それが「9段変速」のオートマチックの開発です。

実際に試乗をするまでは想像を超える世界ですが、9段の変速によってより静寂に、快適な操作性と乗り心地を実現させることができます。

また新開発の9Gトロニックによって燃費の向上を図ることができ、メルセデスが搭載を予定している5.3リッターのエンジンでも、燃費を約19キロまで伸ばすことが可能になっています。

今後メルセデスはこの9Gトロニックをさまざまなタイプの車種に搭載予定ですから、新時代のフラグとなる技術かもしれません。

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