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ETCの新たなメリットはマイレージサービスで

いまでは高速道路を利用する機会を持っている車のほとんどに搭載されているETCですが、損の歴史はそれほど古いものではありません。

電子料金収受システムとして大々的に導入が始まったのは、2001年からのことですから比較的その歴史は浅いものです。

自動的にクレジットカード決済になるという利便性が導入のきっかけになったというよりも、おもに料金支払い時における料金所の混雑緩和をその主な目的として導入がスタートしました。

とくに混雑して渋滞を引き起こしている所からの導入となりましたが、導入されてすぐに結果が出たわけではありません。

とりわけ社会的な認知度が高くなるためには時間が必要でしたし、当初は高価だったシステムを購入して自動車に搭載することに価値を見いだすことができるかという点も大きな課題となりました。

徐々に浸透していくにつれて、現金での支払いよりもETCによる決済が多くなってきて、現在ではETCレーンの方が多くなっているインターチェンジや、スマートインターと呼ばれるETCカードによる決済ができる車のみが通過できるところも増えています。

今となっては過去の話題になってしまいましたが、ETC割引は、割引という名の付くサービスの中でも多くの恩恵をもたらすものであったため、ETCを利用しなければ損をするという見解が浸透していきました。

しかしながら、高速道路を1000円で利用できるサービスや、大幅な割引サービスの終了に伴って今後に対する不安の声が上がっています。

そのような中で誕生したのがETCマイレージサービスです。

こちらの方はまだ世間に認知されるには今一歩の段階となっています。

事前にETCマイレージサービスに登録をしておくと、ETCを利用するたびにポイントが加算されて、そのポイントに応じて種々の恩恵を受けることができます。

いまではどのサービスエリアに立ち寄っても事前のマイレージサービス登録を促す宣伝が載っています。

マイレージを貯めることによって、その分の無料通行が可能になりますので、高速道路を頻繁に利用する場合にはお得になるこのようなサービスの利用を是非とも検討したいものです。

マイレージという言葉が使用されていますから、きっと航空会社が発行しているマイレージサービスを思い浮かべる方も少なくないと思います。

同じマイレージという言葉が使用されていても、相互にポイントを移行させることなどはできません。

高速道路で貯めたマイルは、現行のサービスでは高速道路の料金にのみ充当することができます。

ポイントカードなどは面倒でほとんど利用していないという方でも、ETCマイレージには関心を持つことでよりお得な経済活動を楽しむことができるようになります。

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