環境性能やエコ

アイドリングストップ機能について

最近では信号待ちをしていて、青になる瞬間に隣の車のエンジンが始動する音を聞く機会があるでしょう。 この仕組みが「アイドリングストップ」です。 少し前までは、コンビニの駐車場の看板などには「駐車中のアイドリングをご遠慮ください」と書かれていました。 つまり、アイドリングをしているとその音が近隣住人の迷惑になると共に、地球環境の保全にもよくないのです。

しかし、消費者がこのアイドリングストップ機能が搭載された車を購入する際には、もう一つの要素、つまり燃費の向上を期待する心理が働きます。 通常、車は走行中だけでなく停車時にもエンジンを回転させ続けますので、渋滞によって停車しているときや、長い信号待ちでもガソリンを消費します。

ところが、アイドリングストップを採用している車は、停車時にはエンジンをストップさせますので、その間にガソリンを消費しなくて済みます。 それが優れた技術であることは、実際にアイドリングストップが搭載された車を運転してみるとよくわかります。 エンジンが温まると機能を開始して、減速していく過程において作動することもあれば、最終的には停止してブレーキを踏むと作動します。

次に発進するためにブレーキを離すと、メーカーにもよりますがわずか0.5秒前後でエンジンが始動します。 アイドリングストップの時も通常の機能、たとえばオーディオやパワーウィンドウは作動しますので、まったく不自由なことがありません。 夏の時期にエアコンをかけているなら、エンジンがストップするとエアコンの機能が低下します。 そのような時には「アイドリングストップOFF」ボタンを押すことによって、作動しない設定にしておくことができます。

アイドリングストップの仕組みを理解していない場合や、初めて体験する方にとっては、「もしも交差点などでエンジンが再始動しなかったらどうしよう」という不安があるかもしれません。 しかし、メーカー側もそのような面での対策はしっかりと視野に入れており、支援バッテリーを付けるなど万全の態勢を敷いています。 次に購入するのがアイドリングストップ機能搭載車種であれば、安心して使うことができます。

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