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すべてを一新してお披露目された「コルベット」

世界的にも名が知れているモーターショーで東京を外すわけにはいきません。 もっとも、最近ではお隣の中国に勢いが移っていると考える人もいますが、まだまだ日本の存在感は消えていません。

そのような中にあって、東京以上に盛況を誇っているモーターショーの存在をご存じでしょうか? それが名古屋モーターショーです。これまででは東京で開催されたのち、名古屋にもやってきて、しかも東京の縮小版という印象があった名古屋モーターショーですが、ここにきて出展した自動車のブランドの数で比較すると、名古屋が東京を上回っているのです。

今回の名古屋モーターショーを東京モーターショーと比較するなら、「スーパーカーショー」ということができます。 スーパーカーはどの自動車メーカーも力を入れているというわけではなく、限られたブランドが制作しており、限られたブランドに世間の注目が集まっています。 とくに注目に値するのは、俗に言うアメリカのビッグ3と呼ばれる自動車メーカーが名古屋に標準を絞ってスーパーカーのお披露目を行なったことです。

そのなかでも「シボレーコルベット」に注目が集まりました。 一般への公開は初めてとなったこともあり、さらには一時期のスポーツカー、スーパーカーブームの牽引役となったブランドが満を持して新モデルをお披露目するとあって、会場の熱気は表現にしがたいものとなります。 新型V8エンジンを搭載したシボレーコルベットは、これで7代目になります。 7代目となるコルベットに関してGMは、これまでのモデルから引き継いだパーツは2つしかないというコメントを残しているほど、すべてを一新しているイメージとなります。

従来の雰囲気を感じることはできるものの、まったく新しいフレームに包まれたコルベットは、ここにきて新たなスポーツカーの境地へと切り込んでいくことになります。 日本国内では、ノーマル仕様と足回りなどが異なるスポーツ仕様なども含めて、6つのラインナップが用意される予定です。 エンジンはすべて「LT1」と呼ばれるグレードが搭載され、スポーツドライビングを十分に意識したものとなります。 価格は1,000万円前後となり、気軽に乗れるスポーツカーではなくとも、フェラーリのような高嶺の花にとどまることもなく、街でも見かける機会が増えてくることが予想されます。

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